製品選定のまえに
製品選定のまえに
これから、プラットホームクッションのタイプを選ぶ方へ
旧来の貨物自動車、
主に箱車やウイングボディー車、幌車などの荷の積み下ろしを
荷台の後部から行なう車両の後部には、
現在のようなゴム製の緩衝材が取り付けられておらず、
プラットホームに車両をつける際には、荷台後部全面で
プラットホームクッションにフィットしていました。
しかし近年では、
このような貨物自動車の多くには荷台後部にオプションパーツ
としてゴム製の緩衝材が縦方向や横方向に取り付けられるようになり、
プラットホームクッションに対して荷台後部の全面フィットから
その飛び出した緩衝材が、線当たり・点当たりへとシフトし
プラットホームクッションに与える環境が劇的に変化してまいりました。
このような時代背景から、
部分的に圧迫し続けられたプラットホームクッションの
特に中空タイプの多くはバーストポイントから徐々に亀裂が生じ
一段と破損しやすくなり製品の交換サイクルを急速に短くしてきている現状があります。
しかしながら、固定観念や、他製品をご存じない
という事から現在でも、中空タイプは多く利用されているのも現状です。
また、
物流の細分化やジャスト・イン・タイムの導入などで物流センターへの
車両の出入りが一段と増してきています。
このような時代・環境の変化に伴い、
現在では耐久性を重視した、無垢タイプや肉厚を太くした
ストロングタイプ(PCD-1315StrongやPCD-1515Strong)
そして、安価で従来の中空タイプの内部構造を設計変更し耐久性をアップさせたPCSタイプの
需要が一段とすすんで来ています。
また、
地球環境・建設リサイクル法の観点から
その製品構成が、ひとつひとつの材質(素材)ごとに簡単に分解・分別できるよう
設計されたものが重要視されています。
イメージしてみてください(中空タイプ)
同じ重さの物質が徐々に下りて来ると仮定した場合
どのような変形が起こるか
また、どちらが変形しにくいか
想像してみてください。
製品は、
変形量が大きいほど、クッション性に優れます
また、変形量が大きいほど、ゴムの疲労は大きくなり
寿命は短くなります。
反対に
変形量が小さいと、クッション性が少なく
ゴムの疲労は小さいので、寿命は永くなります。
どちらの性質を優先し選択するか、ご判断をお願いいたします。